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多摩っ子を育てる地域の輪
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提供会員勉強会「かかわりにくい子どもとの接し方」

2007年5月29日(火) 
野田弘一氏(NPO法人CEセンター・学校心理士)
テーマ「かかわりにくい子どもとどう接したらよいか」
    〜発達の偏りを考える〜
 
 「かかわりにくいこと」を「(大人ではなく)子どもが困っていること」と捉え、その特性理解と対応の仕方について勉強しました。

 例えば、「ほら、あそこの信号が赤でしょう?」と指差しながら教えても、言葉と指差しという二つの情報がつながらないので、子どもには状況がわかりません。どうしたらいいのかわからなくて困っているのです。
 そういうときには、目の前のものからひとつずつ確認して行き、信号にたどりつくようにするとわかりやすいそうです。

 このように、子どもによっていろいろな理解の仕方があるのですが、
”いろいろだ”ということは、今までの日本人の子ども観では理解が難しいことのようです。「〜するのが当たり前」、「普通〜するものでしょう」ということが長く言われてきましたから。

 今回の勉強会では、多様な理解の仕方があることを学びました。
子どもはみんな違っていて、それぞれに応じた機能を伸ばすこと、
できることはほめ、できないことはぼちぼち・・・、
そんなふうに、ゆったり付き合えたらいいかなと思いました。
 お母さん方も、かかわりにくいのはしつけが悪いせいではありませんから、支え合える人を増やしていってください。

 


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